【必見】全国から30人⁉Stanford e japanに参加してみた

全国から30人⁉ Stanford e-Japanに参加してみた!

 

目次

 

 

自己紹介

こんにちは。私は東京在住のごく普通の高校2年生です。特に目立った海外渡航歴は無く、日本の義務教育で育ってきました。決して勉強熱心なわけでもなく英検2級程度です。そんな私がこのStanford e-Japanに参加した背景や実際に経験したことなどを話したいと思います。

 

Stanford e-Japan とは

Stanford e-Japanは柳井正財団とアメリカ、カリフォルニア州にあるスタンフォード大学が日本の高校生に無料で提供しているオンライン型授業です。全国から約30名が選抜された高校生が5ヶ月間オールイングリッシュで取り組みます。年に2回開催され(春、秋)私は"Stanford e-Japan Fall 2022"に参加しました。

もっと詳しいことは他のサイトでまとまってます。

【超名門大によるオンラインプログラム】stanford e-Japan 2020 Fall | 校外プログラム大全 (kininarukotomatome.com)

 

まず私がStanford e Japanに参加した理由は、刺激が欲しかったからです。私は都内の大学附属高校に通っており、大学受験を経験しないため自由な時間が多いです。その分、自ら積極的に活動しないと貴重な三年間が台無しという意識が自分の中にはあったので積極的に課外活動には参加してました。そこで高校の過去の先輩の方々がStanfor e- Japanに参加して優秀賞を獲得しているのを知り、憧れて申し込みました。

申し込む前段階で重要だったことはこのプロジェクトについて調べまくったことです。ネットや先輩の話から情報を得ることは後の選考や準備で役に立つと思います。

 

選考について

私は夏休みにエッセイと教員2名に推薦状を書いていただきました。教員の方は学校長で無くても大丈夫です。(私は教務主任と英語教師に頼みました。)

エッセイの内容は

①How will participation in the e-Japan Program benefit you in terms of your future academic, personal, and/or career plans? 

②What unique background experiences or knowledge will you bring to the Stanford e-Japan Program? 

の2つでした。それと別に課外活動などがきかれる申請書、同意書が必要書類です。私は、文理関わらず世界トップの授業を請けたいということやドイツ語の活動をしていることなどを情熱的に語りました。ちなみに課外活動についてはできるだけたくさん書いた方が良きかもです。とにかく自分を売り込む形で他人との違いを見せられたら一歩合格に近づくのではないでしょうか。

合格発表

9月中旬くらいに合格メールが届きます。連絡が来た当初、私は期待と不安が入り混じってました。自分がハイレベルな授業についていけるかが不安で、英語をより勉強するようになったのを覚えています笑。結局言語は継続が大事で短期間で成熟するものではありませんので、皆さんは日頃から特訓を!!

講義

Moudle1 introduction

Moudle2 World War ll

Moudle3 U.S-Japan Relations

Moudle4 Japan American Internment

Moudle5 High Schools and Education

Moudle 6 Biculturalism and the Japanese

Moudle 7 Civil & Human Rights 

Moudle 8 Silicon Valley and Entrepreneurship

                    Group work

Moudle 9 Religion in the United States

Moudle 10 Gender, Equity and Equality

Moudle 11 Studying Abroad & the Future of U.S-Japan Relationship

Moudle 12 Final paper:  media Literacy & paper writing help

                    Final paper

主な授業内容はネタバレになってしまうかもしれないので省略で。どうしても気になる方がいたら、R Shinmiさんのブログをご活用ください。(シーズンが違うため少し順番が異なってます。)

【保存版】Stanford e-Japanについて:受講した僕が知っていること全て載せます。|R.Shinmi|note

 

主なタスク 

ムードルの課題
掲示板に書き込み
VC
Group Work
Final Paper(最終論文)
発表

 



ムードルの課題

毎週、教授陣の動画やpdfを見て、簡単な質問に答えてWordファイルで送る宿題です。私はリスニングに自信がなかったので毎回transcriptを印刷して照らし合わせていました(いつの間にかそれが無くても聞けるようになってましたけど)。また、上の写真のように内容で重要だったことや整理したい時用にノートを作成してました。

 

掲示板に書き込み

毎週日曜日までに掲示板に講義についての自分の意見や感想を載せます。毎回少なくとも3回以上は発言しなくてはなりません。

※プライバシーの関係上画像度を低くしています


VC(video conferencing)

毎週土曜日に行われるバーチャル授業です。毎回講義でゲストとして、有名大学の教授、戦争経験者、アメリカの大学生などが出席してくださる貴重な機会です!最も興味深かった講義はLGBTQ人権活動家の西村宏堂さんがゲストで参加してくださったGender Equalityの講義です❤。

Group Work

プロジェクトが中盤に差し掛かったころ(11月半ばくらい)に行われた、5人1組のグループに分かれてチームでプレゼンをするイベントです。テーマは、”現在問題となっている社会事業・システムから革新的な解決策を提案しろ”でした。私たちのグループは「持続可能な無人古着販売店」についてプレゼンしました。なかなかみんなの予定が合わず結構キツキツのスケジュールだったのを覚えています笑。深夜2時まで電話しながら準備していたのが懐かしいです。



Final paper(最終論文)

12月くらいに授業が終わり、それからは最終論文漬けです。テーマは日米関係のことならなんでもいいです。わたしは普段の講義からジョークが通じなかったりしたことがあったんので、日米のユーモアの違いについて論じました。1月上旬にrough draftという、下書きみたいのを講師の方に添削していただくのですが、ここでほとんど完成に近づけるのがベストだと思います。(講師の方に添削していただけるのはこれが最初で最後のため)。

最終論文の提出は2月中旬でした。その間に私は学校のALTの先生と英語教師の方にも添削していただきました。

 

発表

3月上旬までに自分がStanford e Japanで学んだことを公共で発表します。内容は日本語でも英語でもどちらで良いそうです。私は学校で発表する機会が10月の学芸発表会しかなかったので、ブログを書くことにしました。

1週間のスケジュール

土曜日

午後13時からVCがあります。学校が終わって直ぐに個人ルーム室に行き、14時半くらいにVCが終わった後ダッシュで部活に行くというハードスケジュールでした。

日曜日

土曜日に出された課題を行います。早い人は土曜日中に掲示板も書いてしまうので焦ります💦

月曜日

火曜日

水曜日

ムードルの課題提出日です。私は結構ギリギリマンなので火曜日くらいに提出してました。

木曜日

予備日

金曜日

土曜日

次週の新しいVC

日曜日

その週の掲示板に書き込むことができる最終日です。

早く終わってしまう人はどんどんタスクを進めることができる形式になっているため、余裕のある時期などは先取りができました。

 

成績について

Stanford e-Japanでは成績(%)が表示されます。成績の内訳としては、VCや掲示板での活動(25%)、課題内容(25%)、そして最終論文(50%)です。最終論文は全体の半分を占めるので最も重要です。そして成績優秀者2、3名はスタンフォード大学現地で表彰されます!

ちなみに数年前までの過去の受賞者などはこちらで確認できます!   ↓

【英語長期ビジョン】スタンフォードe-Japan(2021春) | 澤深尋さわみひろの知育 (sawamihiro-edu.com)

Stanford e Japanをやってよかったこと

仲間

まず高校生活のモチベが爆上がりです!全国から集まった優秀な生徒、リーダーシップのある生徒と一緒に講義を受けて、世界が変わったと同時に自分の力不足も痛感しました。ここでできた友人は一生の財産になると思います。彼らとは今でも連絡をとっており、皆国内トップ大学、海外大学を目指していました。スケジュールがハードで部活、学校の成績などが下がってしまう時期もありました。私は大学附属高校出身で比較的時間があるのにも関わらず、周りの仲間は受験勉強と並行してハイクォリティーを維持する点でスペックが大違いです。

最先端の学び

スタンフォード大学の教育には目を見張るものがありました。日本のマンネリ化した教育との大きな違いは答えがあるかどうかだと思いました。社会や歴史分野ということもあるのですが、スタンフォード大学の授業は議論が主体で答えを聞くというよりは周りの見方、思考を盗むという感じでした。

英語力の向上

オールイングリッシュで進めていくプロジェクトなだけあって、勿論英語力は伸びました(逆に伸びない方がおかしい)。最も成長したのは自分の言いたいことをシンプルな英語で表現する能力な気がします。

最後に

stanford e-Japanに参加するかしないかで迷っている皆さん!申し込むだけでも見える世界は変わってきます!自分はそこのメンバーに入る器でないと謙遜していても、チャレンジしなかった後悔の方が大きくなってしまいます。ぜひ全力でぶつかってきてください。そして合格した皆さん!選抜された身として、責任を持って最後までやり遂げてください!

お申込みはこちらから

https://spice.fsi.stanford.edu/fellowship/stanford-e-japan